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ポルトガル ブサコ  ホテル「パレス・ド・ブサコ」

2015年6月16日

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┃ ■  新ニュースレター No.21(門脇 様/フジクラ)
┃    (テーマ:一度はいくべき海外都市)         
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もう5年ほど前になりますが、新婚旅行で訪れたポルトガルをご紹介したいと
思います。
私は海外旅行にはほとんど興味がなく、まぁイタリアかフランスかアメリカ
か・・・と、メジャーな国を考えていたのですが、海外旅行好きの妻の
「若くて時間がある時は、遠くの国から攻めて行くべし!」との発言と日程の
都合でポルトガルへの旅行が決まりました。
正直、なんでポルトガル・・・と思いましたが、反対する理由も見つからずその
まま旅行が決行されました。
成田空港から出発、やはり遠かった・・・。
乗り継ぎを経て20時間程かかったでしょうか。
現地についてからは、ツアーの方々とご一緒にポルトガルをほぼくるりと回る
コースでした。
ポルトガルと言われてもサッカーが強いというくらいの情報しか持ち合わせて
いなかったのですが、これがなかなか見どころの多い国で驚きました。

中でも一番印象的だったのが、宮殿ホテルに泊まったことです。
ブサコという町にある「パレス・ド・ブサコ」は国立公園の中にあり、
国王が離宮として建てられた宮殿をホテルとして使用しているのです。
広大な森の中にそびえ立つ宮殿は外壁を石や彫刻で飾られた、まさにヨーロッパ
の古城のイメージです。
中も豪華な造りで(宮殿なので当たり前ですが・・)、アズレージョという
ポルトガルの伝統的なタイル壁画が飾られ、重厚かつ華麗な内装です。
美術品に疎いので何とも言えないのですが、ホテルの廊下には美術館のように
油絵や骨董品、骨董家具などが飾られており、それも手を伸ばせば触れるような
飾り方なのです。
ホテルの部屋にもいかにも古い絵が飾られていて、うーん、こんなに身近にあっ
ていいのか?
価値のあるもののようだが、セキュリティーは大丈夫なのか???など、余計な
心配をしてしまうほどでした。
客室は少々古びた感はあるものの、やはり上品で落ち着いた雰囲気を醸し出して
おり、
レストランはシャンデリアが輝く豪華な内装、食事もワインもとてもおいしくい
ただきました。
そうそう、ポルトガルを旅行していて感じたのは、どこへ行っても気取った感じ
がなく、人も町も建物もいい意味で鄙びた感があり、先進国で感じる威圧感と
いうか圧倒されるような感じを受けることが全くなかったのです。
これはヨーロッパの端っこという地理的条件なのか、身体的特徴が黒髪、背が
低いという日本人との共通点が多いからなのか、なじみやすい国でした。
食べ物も肉料理(特に豚肉)がおいしく、また海外では珍しいタコ料理が
あったり、海がきれいに見える海岸沿いのレストランで、なぜかイワシの
塩焼きが高級料理のように出てきたり、なじみのあるものでした。

話がそれましたが、パレス・ド・ブサコはお庭も美しく、また、すぐに森を
散策・・・というかハイキングができ、展望もすばらしいのです。
ポルトガルはブサコ以外にも本当に見どころが沢山あります。
古城や修道院をホテルにしているところも多く(ポウサーダといいます)宿泊も
楽しみです。
リスボンにある石灰岩を彫刻して外壁を飾りたてたジェロニモス修道院、城壁に
囲まれたとてもかわいい街オビドス。
なかなか行く機会がないとは思いますが、もう一度行きたい国になりました。
皆様もぜひ、体力がある内にポルトガルへどうぞ!!

                                  以上

 
(文責:フジクラ 門脇 昭秀/ CIGRE SCD2 事務局)