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一度は行くべき海外都市「イスラエル エルサレム」

2015年10月20日

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┃ ■  新ニュースレター No.33(鈴木 様/東北電力)
┃    (テーマ:一度はいくべき海外都市)         
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東北電力の鈴木です。今年7月からお世話になっております。
今回は,イスラエル国と首都エルサレムについて,20年程前の旅からご紹介し
ます。
まずイスラエルですが,四国より少し大きな面積で,5カ国と地中海・紅海に接
し,地形・気候に多様性があって歴史遺産も多くあります。私はガイド付きツ
アーに参加し,日本からロンドン経由でテルアビブのベングリオン空港に入りま
した。訪問した4月下旬の気候は日本の初夏に似ており爽やかな晴天が続く旅で
した。旅行では,最初に南部のネゲブ砂漠の北にあるテル・ベエルシェバで紀元
前の古代遺跡を見てから,ローマ軍とのユダヤ戦争で篭城した岩山の自然要塞で
あるマサダ遺跡に登り,そこから海抜マイナス約400mの死海へ行き浮遊体験も
しました。続いて,ヨルダン川沿いの肥沃な平野を回りガリラヤ湖周辺を回った
のち,北ガリラヤで森林や滝が見られるダン国立公園で,雨と雹が降る天候も経
験しました。さらに,地中海沿いを移動してカイザリア国立公園の遺跡などを見
て,最後に首都エルサレムと近郊を巡りました。
イスラエルは聖書などに記された歴史の舞台で,主要な地点には遺跡,教会,記
念施設等があります。そして美しい施設以上に,乾燥した荒地の岩山,肥沃な平
野と植物,湖水と岸で感じる風など,歴史を経て変わらないであろう自然は特に
感動を覚えました。
イスラエルのホテルやキブツの食事では,野菜・果実が多く魚や薄味の軽い料理
もあり美味しく食しました。記憶にある食事は,ガリラヤ湖を船で渡った後に湖
畔レストランで食したセントピーターズフィッシュで,味が淡白な淡水魚を揚げ
た美味しい料理です。一部の魚の口からプラスチックコインが見つかる遊び心が
あり,使徒ペテロが釣った魚のくわえていた銀貨を宮に納めたことに因むもので
したが,湖畔の風景とともに味わう食事でした。
首都エルサレムは,オリーブ山から全体を見渡せて,統一感のある石造の建物が
斜面に並ぶ段丘をなしています。城壁に囲まれた旧市街が発祥地で,その西方に
ある新市街のホテルに滞在しました。旧市街は城壁に門が8箇所あり,南東部の
神殿の丘を中心に,キリスト教徒地区,ユダヤ人地区,ムスリム地区,アルメニ
ア人地区に分かれて入り組む中に200以上の歴史的建造物が世界遺産に登録さ
れているとのことです。屋根や階段のある細い坂道では喧騒で周囲に注意が必要
でしたが,狭い旧市街の中は歴史の息づかいを感じるような場所だと思いまし
た。城壁も街も破壊と再建を繰り返した歴史があり,時折に対立事件を聞く緊張
感もありますが,その中では人々が共存して暮らす状況に見えました。
当時から情勢は変化していますが,今もイスラエルの平和を願うものです。


                               以上

(文責: 鈴木 基行 東北電力/CIGRE SCD2 事務局)