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おすすめ海外映画「The Terminal」

2016年11月29日

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┃ ■  ニュースレター No.59(古井様/SCD2国内分科会委員)
┃    (テーマ:おすすめ海外映画)
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 関西電力の古井でございます。

 今回は「おすすめ海外映画」についてご紹介したいと思います。

 皆さまが海外へご出張などをされる際には,勿論空港を利用されるものと思います。
今回ご紹介する映画はその空港での出来事を描いた映画で「The Terminal」という映
画になります。

 主演トム・ハンクスが,東欧の国(架空の国のようです)からやってきたちょっと
風変わりで,英語はほぼ話せない男ナボルスキーを演じます。このナボルスキーがあ
る目的で英国にやってきて,JFK空港に降り立つところからこの映画は始まります。

 ナボルスキーが空港を出て米国入りしようとするのですが,米国入国審査でストッ
プがかかります。ストップがかかった理由はナボルスキーが飛行機に乗って米国へ向
かっている間に,彼の母国でクーデターがあり,彼のパスポートやビザが無効になっ
てしまったためなのですが,どうしても米国であることを成し遂げたい彼は,国へ帰
ることを選択せず,米国への入国が認められることを待つため,空港の国際ロビーで
寝泊りを始めます。勿論,入国が認められる見通しは全くないのですが,それでもナ
ボルスキーは米国入りをあきらめず,粘り強く空港に居座り続けます。

 そんなナボルスキーでしたが,最初は英語も喋れないことから,他人との意思疎通
もろくにできず,空港で働く様々な人々から迷惑がられます。そんな風変わりかつ英
語が喋れないナボルスキーではありましたが,彼の真面目な性格と誠意が徐々に空港
で働く人々に伝わり,空港で生活する彼を応援する人々が増えていきます。

 映画の最後では,ナボルスキーはなんとか米国入りを果たし,どうしても米国で果
たしたかったことを成し遂げるというのが映画のあらすじなのですが,この映画を通
じて私が考えさせられたのは,やはり人間のコミュニケーションの根底にあるべきも
のは「誠意」なのだということです。自分自身,英語は得意ではなく,外人に喋りか
けられると少々焦ったりしたこともあるのですが,「誠意」を持ってコミュニケーシ
ョンを取れば,必ず相手に伝わるものだという本映画のメッセージに自分自身勇気づ
けられたように思います。まだご覧になられていない方は一度「The Terminal」をご
覧になられてはいかがでしょうか。

                                    以上


(文責:関西電力 古井/CIGRE SCD2 事務局)