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一度はいくべき海外都市「スイスのローザンヌ」

2018年5月22日

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┃ ■  ニュースレター No.83 伊林様/SCD2国内分科会委員)
┃    (テーマ:「一度はいくべき海外都市」)
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日本工営の伊林でございます。
CIGRE SCD2国内委員会の皆様には大変お世話になっております。

今回のニュースレターは、はて何をテーマにしようと考えたときに、先日出張で訪れ
たスイスのローザンヌがあまりに素晴らしかったので、「一度は行くべき海外都市」
でローザンヌのご紹介をさせていただきます。

ローザンヌはレマン湖のほとりにある古代ローマから続く静かな都市です。スイスの
西はずれに近く、言語はフランス語が話されています。
最寄りの空港はジュネーブ国際空港で、そこからレマン湖沿いを走る鉄道に40分程揺
られればローザンヌに到着です。
当初の予定では街を歩く時間が無かったこともあり、ローザンヌについての下調べは
全くしていませんでした。ですが、(運良く?運悪く?)急なスケジュール変更のた
めに半日ほど時間がぽっかり空いてしまい、図らずも街歩きができたのです。

町全体が中世の面影を色濃く残していて、繁華街もガチャガチャした雰囲気ではなく、
かわいらしい店が軒を連ねている程度の本当に静かで穏やかな街です。その中でも見
どころのひとつめはローザンヌ大聖堂です。市街の中心にある小高い丘へつづく石畳
の坂と階段を上りきると、ゴシック様式の壮麗な大聖堂が迎えてくれます。ホテルの
窓からも見えていたのですが、いざ目の前で見上げた時にはその巨大さに感動しまし
た。そして中に入ると、数多くのステンドグラスが壁面を彩り、それを通した色鮮や
かな光が広い礼拝堂に差し込んでいます。毎正時に鳴らされる鐘はとても大きくかつ
繊細でなんと20分ほども鳴り続けます。礼拝堂でステンドグラスの美しさに見入って
いた時にも丁度鳴り響いていましたので、その厳かさはこれまで感じたことのないも
のでした。あとで知ったのですが、スイスで最も美しい大聖堂とも言われているとか。
確かに、と納得ですが、事前にもっと調べておけばという後悔もチョットしました。

それからスイスと言えばまず思い浮かぶのはチーズという方も多いかと思います。大
聖堂の周辺にはレストランやカフェも多くあり、現地に駐在する同僚の案内でその中
の一軒に夕飯を食べに行きました。そこはチーズフォンデュが有名な店で、チーズを
パン(かの地ではパンだけです)にたっぷりからめると、日本ではなかなか味わえな
い豊かな香りと素晴らしいチーズの味わいが広がります。その旅行で初めて知ったの
ですが、ローザンヌ周辺は世界遺産にもなっているスイスワインの産地とのことで、
スイスチーズとの相性は抜群です。

二つ目の見どころはレマン湖畔です。広々とした公園やレマン湖対岸のフランス・エ
ビアン行きの船が着く小さな港があります。公園は市民の憩いの場になっているほか、
観光客がのんびりとくつろいでいます。よく整備された広い芝生の端にはヨットハー
バーもあり、数多くのヨットやクルーザーが停泊し、その周りでは白鳥やカモが羽を
休めています。青く緩やかに波打つ湖面は陽をきらきらと反射させ、少し視線を上げ
れば白銀をまとった荒々しくも美しいアルプスを間近に見渡すことができます。そし
て振り返れば中世そのままの石造りの街並み。
是非一度は訪れてみることをお勧めいたします。



                                  以 上
(文責:日本工営 伊林/CIGRE SCD2 事務局)