サイトを移動するためのスキップリンクです。
本文へジャンプ
このサイトの共通メニューへジャンプ

一度は行くべき海外都市

2022年5月24日

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ニュースレター No.128(伊林様/SCD2国内分科会委員)   (テーマ:「一度は行くべき海外都市」)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本工営の伊林でございます。
CIGRE SCD2国内委員会の皆様には大変お世話になっております。

一度は行くべき海外都市、としてエジプトのカイロ&ギザを紹介させていただきます。
以前、やはり海外都市としてギリシャのアテネを紹介いたしましたが、私は神話や古代への憧憬が強く、いつかこの目でピラミッドを見たいと思っていました。うれしいことに妻も幼い頃からエジプト旅行を夢見ておりピラミッドが大好きでしたので、2018年の夏、長い休みが取れたのを絶好の機会だと思い念願のエジプトに行ってきました。

何よりもピラミッドを満喫したいということで、ホテルはギザの3大ピラミッドの近くをとり、日程も遠くまで足を延ばさない滞在型です。
カイロの空港から車に乗りホテルに向かうと、ある角を曲がったところでいきなりピラミッドが車窓の前面に姿を現しました。あまりにも突然で思いがけず、息を吞んだのを覚えています。大きいだろうと思ってはいたのですが想像を遙かに超えた巨大な三角形のシルエットが砂塵の黄色い靄の中に浮かび上がっているのを見て、ただただ…感動しました。

ギザの3大ピラミッドは皆さんご存じかと思いますが、映像で見るのと実際にその近くに行くのとではまるで違います。一番大きなクフ王のピラミッドは高さ約140m、基面幅は約230mもあり、3つのピラミッドが広大な砂漠に並ぶ姿には心底圧倒され、これを人間が作り上げたのだということを信じることができないほどです。

また、一般的なガイドではクフ王のピラミッドの内部に入ったり、3大ピラミッドを見渡せる展望スポットに案内されるだけなのですが、ガイドを伴わずにピラミッドの周囲を徒歩で時間をかけて散策することをお勧めします。人はほとんどおらず、風の音と砂を踏む自分の足音。ピラミッドやその周辺にあった建造物が崩れた岩が転がり、はるか悠久の昔に栄えたエジプト文明に思いをはせることができます。

カイロのもう一つのおすすめスポットはエジプト考古学博物館です。ここでは有名なツタンカーメンの黄金のマスクをはじめ、膨大な宝物を間近に見ることができます。大エジプト博物館という巨大な博物館をギザに建設中で、展示物はそこに引き継がれる予定ですが、この大エジプト博物館というのは2019年の完成予定を過ぎてもまだ完成していませんから、まだしばらくはこの考古学博物館で見ることができるでしょう。
カイロの街には建設途中の建物が非常に多いのですが、エジプト人のガイド曰く、エジプト人はお金がたまったら作れる分の工事をして、またお金をためるので、建設中の建物ばかりになるそうです。国家プロジェクトの博物館建設もどうやらそうしたエジプト人の感覚が影響しているのかもしれませんね。

(文責:伊林/日本工営株式会社)