おすすめレストラン(国内外)
2022年7月26日
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ニュースレター No.130(多田様/SCD2国内分科会フェロー) (テーマ:「おすすめレストラン(国内外)」)
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みなさま、こんにちは。
ジュニパーネットワークス株式会社の多田です。
私は2010年12月にジュニパーネットワークスへ入社し、技術職を経て2014年に営業職へと役割を変更致しました。
今は社会インフラ事業者様のみならず、学術・公共、製造業等など多種多様のエンタープライズのお客様をケアさせて頂いており、企業を取り巻く環境、コロナ禍や昨今の社会情勢における市場の変化を目の当たりにしています。
本日はその変化の中でも気持ちを前向きにしてくれる一つ、素敵なレストランを紹介させて頂きます。
東京へお越しの際は是非ともお立ち寄り下さい。東京駅からも近いですよ!
東京・新富町。
日本を代表する繁華街 銀座のすぐお隣にありながらも、何かゆっくりと穏やかな時間が流れる街。まさに「都会の中の喧騒を離れて」といった言葉がぴったりなその場所は、少し前から「裏銀座」と呼ばれている。
そんな裏銀座・新富町には、個人経営の小さな飲食店が多い。銀座で独立するには何かと敷居が高いが、味は銀座の名店にも劣らない、そんな「味勝負」ができるシェフが多いのもこの新富町の特徴だ。
その中で今回私がご紹介したいお店が「bicche(ビッケ)」というイタリアンレストラン。イタリア語で「小さな」という意味の通り、ひっそりと路地裏に隠れるようにある小さなレストランだ。看板も出してなく、外灯が一つついているだけなので、最初は誰もが必ず迷う「迷店」でもある。
別のお店で食事をしていた時に、隣の席から「パスタはビッケの木村さんのところが一番だな」と偶然耳にしたこともあった。
噂に違わずパスタ料理はどれを食べても間違いはない。
旬な食材を使っているので、いつも「おすすめ」をお任せしている。
メニューにないオリジナルパスタも即興で作ってくれるのだが、それもまた外れがない「天才シェフ木村氏」だ。
その天才シェフ木村氏に、お店のスペシャリテを聞いたところ「タルトかな、うちしかないメニューは」と。通称「ビッケタルト」は、玉ねぎを極限まで炒めて、そこに白味噌、オリーブオイルを加えてペースト状にして焼いたもので、赤ワインと相性の良いつまみである。
さて、ビッケもこのコロナ禍の煽りを受けた。
木村氏は「何かできることはないか?」と考え、ビッケタルトの通販をスタートさせる。もちろんお店の売上補填という側面もあるが、一番は仕入先からの相談がきかっけだった。
「ホテルが仕入れしなくなり、玉ねぎを廃棄するしかない」と話を聞き、「だったら、うちに持っておいでよ」と。翌日、大きな段ボールが4、5箱到着し、中には玉ねぎが満杯。
玉ねぎはもちろん淡路島産。
兵庫県が出生の地でもある私が応援するのも自然の流れであった。
今では私自身もこのタルトをお取り寄せギフト化し、お世話になった方々へお配りすることも。
そんな男気ある木村氏なので、彼の周りはいつもたくさんの人が集まる。料理はもちろんだが、木村氏の人柄もあるだろう。良いお店は、帰り道にわかる。お店を出た瞬間に「よし、明日も頑張ろう」と自分のスイッチを切り替えられる。
ビッケは私にとって大事なお店であり、是非皆さまにおすすめしたい。
(文責:多田 佳史/ジュニパーネットワークス株式会社)