岐阜県大垣市おすすめスイーツ
2015年4月28日
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┃ ■ 新ニュースレター No.15(大橋様/中電シーティーアイ)
┃ (テーマ:おすすめレストラン(国内外))
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庶民派グルメと大衆居酒屋ばかりの私にとっては,海外の経験やおすすめ
レストランという気の利いたこともなく,かなり迷ってしまいました。
そこで,わが町スイーツということでご紹介をさせて頂くことにしました。
岐阜県大垣市という町なのですが,あまり有名ではないかもしれません。
しかし,松尾芭蕉の奥の細道の終焉の地でもあり,自噴水も多く,水の都とも呼
ばれている町です。
1.奥の細道結びの地
大垣市は奥の細道の結びの地ということなのですが,ここで詠んだ句として,
「蛤のふたみに別れ行く秋ぞ」という句があります。
実は,松尾芭蕉本人はもっと旅を続けたいと思っており,その後も伊勢神宮に向
かい,更に故郷の伊賀,京都にも足を延ばしています。
しかし,一緒に旅を続ける同行者はいつしか旅に疲れ果て、もうここまででいい
身を落ち着けたいと言い出し,松尾芭蕉は後ろ髪をひかれる思いで同行者をその
場に残し自分一人で旅立って行くという情景を詠んだ句です。
ということで,旅は続いていたのですが,なぜか奥の細道の終焉は大垣になりま
した。
当時,大垣藩主戸田公の文教奨励もあり,俳句も庶民の中で流行っていた歴史が
あり,文学的な町なのですが,私本人は俳句たしなむわけでもなく,無縁に生き
てきました。これを機に文学のいろはから見直してみようかとも思っています。
2.グルメ
OG-1グランプリというイベントが開催されています。大垣のB級グルメ大会で
す。昨年度は,「湧水ギョーザ」というものがグランプリでした。
新進気鋭のB級グルメばかりではなく,歴史ある食べ物(スイーツ)を3つほどご紹
介します。
・槌谷の柿羊羹
岐阜特産の堂上蜂屋柿(渋柿最高品種)の干柿は,古くは祖税としてお米一升・
柿一個の換算で納税されているくらい,価値のあるものでした。
この干柿の味を通年楽しめるのが柿羊羹です。
・金蝶饅頭
安政二年(1855年)に,藩の茶会菓子として献上したところ、大垣藩の家老
小原鉄心より「大垣の水に合う茶の味は此の菓子」という言葉をいただき,現在
まで引き継がれる代表的な和菓子です。
・水まんじゅう
明治三十年(1897)頃,水に浸けておいても流れない『くず粉』で餡を包む
ことを考えだして,わらび糊の適量を葛澱粉に混ぜて水まんじゅうを作ったのが
はじまりです。現在、大垣市内には、この水まんじゅうを販売している和菓子屋
もたくさんあり、また店によって商品もいろんな種類ができてきました。
少し西には,関ヶ原もあります。
また,「いなりずし」が三角型なのか,俵型なのかの,うどんの出しが関西風な
のか関東風なのかの「天下分け麺」という西日本と東日本の切れ目も味わえる土
地です。
是非,一度,お越しください。
以上