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「英語発展途上組」

2014年12月24日

みなさん、こんにちは。九州電力の市川と申します。今年7月からCIGRE SCD2
国内分科会幹事を拝命しております。どうぞ、よろしくお願いします。
これまで「私と英語」というお題で英語が得意な皆様からの大変役に立つ
お話がありましたが、英語発展途上組からの投稿があってもいいのではないかと
いうことで、がんばって書いてみたいと思います。

まずは私が経験した英語に関わる苦い思い出をいくつか。
とある会議での外国人幹部メンバーへの挨拶の場面。名前を告げた後に何か言葉を
返されたがよく聞き取れない。とりあえず何か返さないといけないが、頭に
浮かんでくる言葉はThank youのみ。追い込まれた状況で私の口から放たれた
突拍子もないThank you。先方も困惑されたのではないかと思います。

続いては外国人スピーカーによるプレゼンテーションの場面。立派な資料を
準備され、表情といいジェスチャーといい表現力豊かなすばらしいプレゼン
テーションであったにもかかわらず、リスニングができないため内容が全く
入ってこない。たまに放たれるジョークに対しても周囲は大うけなのに、全く
反応できない。場の空気を冷ます不機嫌なアジア人状態になってしまいました。

英語は、確か8年間、学校教育を通じて学んだはずです。他の科目に比べて、
好きな科目でもありましたし得意科目でもありました。
また、20代の頃には同僚に誘われて今は亡きNOVAに通ったこともありました。
「出会いを求めて」という少し不純な動機があったことも確かですし、購入
チケットのかなりの枚数が契約期間内で使い切れず紙屑になってしまうという
失態もありましたが、少しは英会話に対するスキルを学んだはずです。
いずれにしても、かなりの時間を英語学習に費やしたにもかかわらず、この
ような残念な英語力になったのはなぜか。
やはり日本の学校教育では、文法を叩き込むことにより、時間をかけての
リーディングはできるようになっても、リスニングや英会話はできるように
はならない。リスニングや英会話ができるようになるためには、また別の
訓練が必要ということかと思います。

今回、一連のニュースレター「私と英語」を通じて、初めて「シャドーイング」
などの訓練方法を知りました。リスニングを鍛えるためには、このような訓練の
継続が重要であることを上級者の皆様の経験談からしっかりと認識できました。
また、CIGRE若手技術者交流会の中で講演者の方がおっしゃった「英語は自分の
世界を広げ人生を豊かにするためのツール」という言葉も心にぐっと響きました。
スマートフォンでPodcast、インターネットラジオなどのリスニングに役立つ
番組を手軽に楽しむこともできます。
まさに機は熟しました。業務のためにも、日常生活において洋画、洋楽を
原語のまま堪能できるようになるためにも、また、老後の海外旅行をより楽しい
ものにするためにも、ぜひ英語力を向上させたいと強く感じております。
あとはこの高揚した気持ちをいかに持続させ、「シャドーイング」などの訓練を
習慣化できるかにかかっていると思います。がんばれ! 自分。

以上、役立ちエキス0%、とりとめのない文章にお付き合いいただき、ありがとう
ございました。

文責:CIGRE SCD2事務局 市川 義昭