海外お役立ち情報「ヘルシンキに行ってみた!」

2018年9月26日

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 ニュースレター No.91 (水野様/SCD2国内分科会委員(澤田様代理))   (テーマ:「海外お役立ち情報」)
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 皆様、はじめまして。富士通水野です。CIGREには、昨年のロシア大会に初めて参加し、その際には、事務局の皆様などには大変お世話になりました。2019年はCIGRE地方大会がフィンランドで開催されますが、開催に先立ち出張で現地に行く機会がありましたのでフィンランドの首都、ヘルシンキに関してレポート致します。


 先ず最初に、フィンランドのお土産は、世界一不味いキャンデーとして巷を席巻している「サルミアッキ」をご検討ポートフォリオに加えて下さい。ここでは味については言及しませんが、買わないと後悔する可能性がありますので、強くお勧め致します。


 フィンランドといえば、森と湖のイメージではないかと思います。空港からヘルシンキまでは車で30分程度の距離ですが、道中の車窓からも多くの緑が見受けられます。その景色に加えて、あちらこちらに岩盤が目に入ります。日本では目にしない光景なので、最初は「何だろう??」と思うほどの特異な風景です。地面も道路も塀も石で作られていることが多く、風景の中に茶色の岩肌がさらされています。「この国は岩の上にあるんだな」と実感できると思います。岩盤を活用した、オルキルオト処分場もフィンランドですね。岩石から削り出した食器なども売られています。森と岩盤の国ですね。

 ヘルシンキは人口約140万人のコンパクトシティです。中央駅の付近は大変栄えており、商業施設が多く有ります。中央駅の入り口にはサッカーボール?を持った石像が4体設置されています。町並みはヨーロッパとロシアを混ぜた感じです。少し歩くと港町となり、広場にマーケットやカフェが多く有ります。ここから、観光船やエストニア行くフェリーが発着しています。観光地や見所は意外に少なく、教会や礼拝堂、美術館程度です。
 ヘルシンキは非常に治安が良く、夜に歩いていても怖い思いをすることは有りませんでした。但し、フィンランドは拳銃所持が可能なので、万が一を考慮して揉め事は避けることをお勧めします。英語はどこでも通じます。表記はフィンランド文字が多く、読めないことが多いです。若者のファッションはモノトーンが流行しているのか、黒を基調としたレザーなど少しハードな服装の方が多いように感じました。
 
 ヘルシンキでは地域交通局(HSL)が公共交通機関を「サービス化」しており、シングルチケットを買うと購入から80分間有効で、どの路線でも有効時間内は乗り換え自由となっています。地下鉄⇒国鉄(VR)⇒トラムの乗換などが可能です。チケットを買って乗るだけで改札もありませんが、たまに車内で検札があります。チケットを持っていない場合は罰金となりますのでご注意下さい。券売機でチケットを購入する際に紙幣が使えませんのでICクレジットカードの持参をお勧めします。海外の乗り物は遅れるイメージですが、ヘルシンキの交通は完璧な運行で、私が乗ったトラムでは時刻表どおりでした。


 現地での通信に関しては、駅のキオスクなどでSIMカードが買えます。SIMフリーの端末が必要ですが、設定も簡単で非常に便利です。私は日本でSIMフリーのモバイルルータを持参しました。DNA社のLTEサービスは非常に高速で、常に100M以上の速度が出ていました。さくさくした動作に感動すら覚えますので、ご興味があれば体感される事をお勧めします。8.9ユーロで7日間の利用が可能でした。

 物価は高く、ビール7ユーロ、ワイン9ユーロ、コーヒー4ユーロ等が標準的な価格であり、安く過ごす為には工夫が必要と感じました。これを解決する為か、多くの方が缶ビールを飲みながら歩いています。水道水が飲めますので、水道からペットボトルに入れている姿も散見されました。また、朝食のブッフェで簡単なサンドイッチを作り持ち帰る方も多く見ました。街中では日本食ブームなのか、すし屋?が多く有りました。キウイの握り寿司やTOFUの巻き寿司などのメニューが大きく貼り出されていました。もちろん定番のトナカイ肉や本場ミートボールもありますのでフィンランド料理もご体験下さい。
 買い物に関しては、円安に付加価値税の24%が重なり、福岡の2倍程度の物価と感じました。対照的に、対岸のエストニアは物価が安く週末にフェリーで買い物に行く方も多いそうです。エストニアは大人のテーマパークですので、時間が有れば是非ご訪問下さい。


 ヘルシンキを楽しむ為のアドバイスとしては、事前に映画「かもめ食堂」を視聴されることを推薦します。この映画を見てから現地に行くと、現地のメンタリティーなども理解できて、3割増で楽しめると思います。ロケ地である「かもめ食堂」に行ってきましたが、店舗は並びで2件あり、アトリエと食堂が営業されていて、夕方に行くとで両方が営業中でした。店内は広くはなく日本人観光客の女性が9割以上を占めていて、お店の前も入店待ちの女性の行列が出来ていました。予約は可能ですが時間に遅れると、待ち行列に入ることになるそうです。このお店に限りませんが、時間厳守の印象がありました。


 庶民的な話ばかりを書いてしまいましたが、実際の印象は非常にハイセンスであり、デザインと木とITの先進国だと感じました。この辺りはご自身で体感頂けるのが良いと思います。このレポートが皆様の訪問の一助になれば幸いです。行かれる方はご安全に!!

(文責: 水野/富士通株式会社)