自分でつくる旅

2019年8月6日

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 ニュースレター No.110 (長様/SCD2国内分科会フェロー)   (テーマ:「自分でつくる旅」)
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 皆さんこんにちは、シスコの長(ちょう)と申します。CIGRE SCD2国内委員会の皆様にはいつも大変お世話になっております。今年度もSCD2のフェローを仰せつかっております。昨年11月中旬から急性白血病のため6ヶ月間の闘病生活を送っていましたが、5月末より元気に復職いたしましたので、改めてよろしくお願いします。

 数えてみたら、CIGREニュースレターへの投稿は今回で5回目。そろそろネタ切れかとも思いきや、訪問国は今年の夏休み分も数えると54カ国ということで、引き出しはたっぷりあります(笑い)。訪問国は古代ローマ帝国領だった地中海沿いの国々を中心としたヨーロッパ、スカンジナビア、東南アジア、インド、南米、北アフリカなどです。古代ローマとヨーロッパ史好きなので、どうしてもこういった選定になってしまいます。

なお今年の夏休みの北アフリカ紀行は次回以降ということで、今回は「自分でつくる旅」をご紹介したいと思います。

■行き先の選定
・「まだ訪問できていない国」から行き先をいくつかピックアップ
・外務省の海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/)より情報を入手し治安状況を確認
・基本は「白色」のエリアから選択するが、どうしても行きたい国がある場合は「黄色(レベル1:十分注意してください)」までを選択肢の範囲とする

■治安状況を確認
海外安全ホームページ内の以下の情報をさらに熟読したのち、航空券→ガイドブック→ホテルの順番で手配を進めます。
・危険/スポット/広域情報
・安全対策基礎データ
・テロ/誘拐情勢
・安全の手引き
・医療事情

■航空券の手配
・SkyScannerでルート検索と予算チェック
・JTBやHISのページで航空券のルート検索と予算チェック
・国際線は航空会社の直営サイトで購入
・基本は最安値のエコノミー席(変更不可能)
悲しいかな、殆どの場合は旅行会社のサイトから買いません(笑い)。航空会社のホームページから直接買ったほうが安いからです。なお、柔軟度が落ちるため航空券+ホテルのパックは選択肢に入れません。

■現地の状況を調査
・ガイドブックとネットサーフィンから情報を入手
・基本は「地球の歩き方」がベース
・日本語版ガイドブックが無い場合は英語版「Lonely Planet」(ロンプラ)
・諸先輩方のブログや旅行掲示板も情報源のひとつ
・現地SIMの入手方法など
諸先輩方の旅行ブログや旅行掲示板はガイドブック以上に新しい&生の情報が得られます。単純にGoogleでキーワード検索でHITしたページを中心にネットサーフィンします。この場合、日本語/英語は問いません。主要な観光地とルート検索でワクワクする時期でもあります。

■ホテル/アパートの手配
・ここ10年程はBooking.com一択
・「直前までキャンセル無料」は最低条件
・現地でクレジットカード払い(事前決済なし)
・部屋の広さ、イメージ写真は事前にチェック
・レンタカーの場合は「駐車場あり」または近隣に公共の駐車場あり
・鉄道やバス移動の場合は駅やターミナルから移動しやすいか?
・Google Mapを使いながら調査
・ユーザーの評価が高い(8.5以上)」ことは重要ポイント、8.0以下は選ばない。
・口コミ評価内容(コメント詳細)も詳しくチェック
・ホテルが集まっているエリア=繁華街だが治安が良いとは限らない
 (とくに大きな駅の裏口側や高速道路などの高架下付近は要注意)
・治安の悪い地域かどうかは外務省の海外安全ページまたはガイドブックやブログで調べることが可能
・アパートの場合は洗濯機つき、食器つきが使い勝手が良い
・空港送迎などの細かいリクエストは2週間前位が良い、早すぎても駄目
・Booking.comもAirbnbもアプリ上から宿泊施設とチャットで連絡可能
・Airbnbも使い勝手良いが、キャンセル料と掃除代の追加が必要なので利用の際は注意

■現地の交通手段
・現地国内線はSkyScannerでルート検索したのち直営サイトまたはExpediaで手配
・鉄道の場合は直営サイトでルート&時刻検索ののち予約
・Google Mapもけっこう役に立ちます(国によるが鉄道だけでなくバスや船の時刻表も出してくれる場合あり)
・ヨーロッパの場合は事前にユーレイルパスを購入するのも手だが、学生以外は利用価値低し(意外と高いので必要なルート分だけ個別に直営サイトから買ったほうが安い)
・移動手段がバスの場合は直営サイトで予約したほうが良いかを事前に確認
 (頻繁に出ているようなら予約不要、1日1便とか少ないなら要予約、年末年始や連休時も要注意)
・レンタカーはHertz、Avis、Sixtなで価格比較のうえ予約

■海外旅行保険
・海外旅行保険には必ず加入
 (私はいつも損保ジャパンのOffに加入しています)
・航空機遅延費用、僻地の場合は救援者費用も重要
・クレジットカード付帯保険オンリーで済ませる場合は事前に内容を把握しておくこと
・殆どのカード付帯保険は救援者費用が数百万円、別契約の海外旅行保険は数千万規模、ヘリコプターで患者運搬する地域もあり、その場合は別契約の保険が必須
・クレジットカード付帯保険の場合はカードで決済したかどうかが条件の場合あり、要確認
・アフリカや南米、インドの僻地などに行く場合はカード付帯保険だけに頼らないこと
・欧米諸国かつ都市部オンリーの場合はカード付帯保険で殆どの場合カバー可能

■事前の準備
・パスポート/ビザ/ESTAなど期限の確認と申請
・国外運転免許の期限の確認(写真つきなので身分証明証にも使えて便利)
・SIMがAmazonでも(現地並みの価格で安く)買えるようなら事前に購入
・航空券(E-Ticket)、ホテル予約証、レンタカー予約票などは英語版で印刷
・現地の大使館/領事館などの連絡先を印刷またはスマホにPDFで保存&アドレス帳登録

■その他
・Google Mapが大活躍
・ホテル、レストラン、観光名所など全て「お気に入り」や「行きたい場所」に保存しておく
・為になる旅行ブログはスマホにPDFで保存し航空機内でも読めるようにしておく
と、こんな感じで旅行の準備を進めていきます。個人旅行なので全て自分で手配せねばならず、なかなか先が長いですが、ワクワクする時期でもあります。ツアーで行かれる方にとっては正直どうでも良い話ばかりですね(笑い)
でも、「自分で作り上げた旅行」って本当に楽しいですよ。今までツアーでしか海外に行ったことが無いという方は、是非一度トライしてみてはいかがでしょうか。

■国際線に乗る時の裏技
・事前に航空会社の直営サイトにて、航空券番号とメールアドレスを登録しておく
・ラッキーな場合は事前に「Last Minutes Offer」が届くことがある
 →たとえばFinnairの場合、1週間くらい前からオファーが届き、格安エコノミーで予約していたとしても片道あたり450ユーロ程度の追加でビジネスクラスにアップグレードできたりします。当日の空席状況に左右されますので、事前オファーが来なくても諦めずにチェックイン時にカウンターで聞いてみましょう。

■現地に着いたら
・ATMまたは両替で現地通貨をゲットただし2万円分くらい(私の場合は三井住友銀行のDebitカードとプレスティア=旧シティバンクの外貨口座専用カードを併用)
・残りはクレジットカード払いが大前提、現金はあまり持ち歩かないのが原則
・空港で現地SIMの確保(到着エリアにSIM屋さんがあることが多い)
・音声つき/データオンリーどちらでも
・警察への通報など防犯目的も考慮するなら、音声つきプランが良いです
・セットアップはSIM屋さんがやってくれます
・スマホは英語モードにしておいたほうがスムーズに設定してもらえます
いまのネット社会、インターネット環境は必須です。私はポケットWiFiは嵩張る&高い&電源が一日持たない&WiFi繋いでる時しか役に立たないことからお勧めしていません。国際ローミングや公衆WiFiオンリーは使い勝手から論外です。ということで、携帯電話はSIMフリー前提で現地SIM購入を推奨します。荷物は少ないに越したことはないのです。050のIP電話もアプリでインストールしておけば日本国内からの緊急連絡にも使えますし、家族や友人との連絡はMessenger/LINE/Facetime/Skypeなどのアプリを使えばいいわけです。ご参考までに、現地SIMは国によってばらばらですが、総じて安いです。国によってまちまちですが、先進国でなければ10GBで1000円とか高くても2000円くらい、先進国でも40〜50ドル程度です。国際ローミング2日分の価格です。

■その他/旅のアドバイス
・リュックやハンドバッグの中に貴重品は入れずに「引ったくられても後悔しないもの」だけを入れましょう。
・リュックの各ジッパーには100円ショップのもので十分ですので鍵をつけましょう。いわゆる犯罪抑止効果です。
・黒や紺、グレーなど目立たない服装が無難です。現地の留学生や駐在員を装うと良いです。
・私の場合は旅行専用(笑い)にカーゴパンツを愛用しています。ベルト通しがあって、前後と膝上にポケットがあるのが良いです。スマホは膝上ポケットに入れています。モンベルやコロンビアのカーゴパンツには登山/旅行用に切り離すと半ズボンになるタイプもあります。
・貴重品は幾つかに分散し、かつ、パスポートやクレジットカードなど大事なものはベルト通してお腹の中に収納できるようなタイプのセキュリティポーチに入れる。
こんなの→https://item.rakuten.co.jp/arukikata-travel/10000002/
・時々海外でセキュリティポーチを首または腰など見える位置にぶら下げてる日本人を見ますが、はっきり言って論外。「盗ってください」と言っているようなものです。
・スマホも引ったくりのターゲットなので外で使う際は注意。
・ガイドブックを道路など公衆の場所で開かない。
・レストラン(ホテル内のブッフェも含む)で離席する際はバッグも手に持つ。
・火が通っていないもの、氷には注意すること。
・歯磨きする際はミネラルウォーターまたは煮沸した水で。ただし欧米や韓国は水道水でもOKです。事前にその国の水道水が安全かどうかはガイドブックなどで調べましょう。
・ミネラルウォーターを買う際はキャップが開封済みでないことを確認しましょう。
・常備薬は忘れずに。

さあ、楽しい旅行のはじまりです!

(文責:長/シスコシステムズ合同会社)